御出棺の最後のご挨拶は皆さま苦労されているようで
頭を悩ませている方を多くお見かけします。
実際悲しみの中、言葉を発するというのはなかなか難しいものがあると思います。
葬儀社のアドバイスとしては典型的なひな形をお渡しし、それを元にアレンジを加えて頂くか、もしくはそのまま読んでいただくしかありません。
その場に立っていざという時に頭が真っ白になってしまう方も多くお見かけしますので、そういう方には書いてきたものを読みながらお話して頂くようにご案内させていただいております。
それでも手が震えたり、普段使わない言葉が多いため字が読めなくなってしまったりと極度の緊張感から頭が真っ白になるかたもいらっしゃいます。
会葬されている方はそんなことは気にならないので、なるべく自分の言葉で、家族の目からみた人なりや、エピソードを交えながらお話いただけると良いとおもいます。
(例1)
本日は、お忙しいところを、○○の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。
このように大勢の方々にお見送りいただきさぞかし故人も喜んでおることと存じます。
遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻賜りますようお願いいたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
(例2)
遺族を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、ご多忙のところ、遠路ご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。
生前、故人に寄せられた皆様のご厚情に対し、心より御礼申し上げます。
私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。皆様方には、故人と同様お付き合いいただき、ご指導いただけますことをお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。
このような典型的なものをアレンジしたものが次の例文です。
遺族を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、ご多忙のところ、遠路ご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。
父は、「仕事一筋」の人間で、したがって趣味もとりたててもたず、家にいるときはいつも所在なげでボンヤリしておりました。母や私ども子供が何を言っても笑ってフンフンと頷いてばかりでしたが、他人の悪口を言おうものなら、突然に大声で怒ったものです。
「他人の悪口を言う前に自分に悪いところがないか反省しろ」というのが口癖でした。今もそのときの怒った様子が目に浮かびます。
仕事場でも偏屈なところがあり、ご迷惑をおかけしたこともあるのではないかと心配しております。この際、お許しを賜りたくお願い申し上げます。
このような父に対して、生前寄せられました皆様のご厚情に対し、心より御礼申し上げます。私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。皆様方には、故人と同様お付き合いいただき、ご指導いただけますことをお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。
故人がどのような人だったのか、皆さまにたいしての心配りも配慮されていてグッくるものがありますね。
是非参考にしてみて下さい。
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